2012/05/03

最近の若年男性を、二面性が混じり合っているという意味で「カフェオレ様」



電通の調査組織、電通総研が15~34歳の若年男性を対象にした「ファッション・美容意識実態調査」によると、近年の若年男性は美容やファッションにこだわりを持つと同時に出世や異性にも強い興味を持つ男性が増えており、従来の「草食系」から変化していることがわかった。同社は最近の若年男性を、二面性が混じり合っているという意味で「カフェオレ様」と命名した。
・1カ月に使える金額は平均5万938円
・女性とのデートに1回当たり9904円
平均的な同じ世代の男性に比べて2倍近い金額
4474人の若年男性(15~34歳)を対象にした「ファッション・美容意識実態調査」から得られたもので
「カフェオレ様マインドを持った層」が40.5%に及ぶとしている。
カフェオレ様の特徴
1 同性に対して「女性的」な接し方。2人に1人は「男同士で恋愛トークをする」
2 美容アイテムも日常的に利用。「ヘアワックス」「化粧水」の利用率が7割
3 特定の「お気に入りブランドあり」は7割。10人に4人が「下着」にもこだわる
4 女性に対しては“オレ様”キャラで接する傾向。「積極的にアプローチする」は6割
5 高い向上心とサバイバル意識。10人に7人が「忙しくても出世したい」
6 同性異性に関わらず、影響力が強い。7割が「薦めた商品を友人が使った」経験がある
7 消費にも意欲的。1カ月で自由に使える金額は、平均5万938円
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女性へのアプローチについては
・一般層は
「どちらかといえば異性からのアプローチ待ちをする(39.6%)」
「異性からのアプローチ待ちをする(26.3%)」と受け身なのに対して、
・カフェオレ様は
「異性に対して積極的にアプローチする(22.1%)」
「どちらかといえば異性に対して積極的にアプローチする(37.2%)」と合わせて59.3%が積極性を重視
・カフェオレ様予備軍も
「積極的(9.1%)」「どちらかといえば積極的(45.6%)」と答えており、半数以上が積極的なアプローチを好んでいる。
「男は男らしく、女は女らしくあるべきだ」という項目については、
カフェオレ様の66.2%が肯定的(「あてはまる」と「どちらかといえばあてはまる」を合わせた数字)
なお、カフェオレ様予備軍は62.2%、一般層は38.7%が肯定的にとらえており、カフェオレ様と一般層で大きな差が表れた。
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仕事観
一般層の58.3%が「のんびり暮らしたい」
カフェオレ様の70.9%が「出世したい」
カフェオレ様の77.0%は「将来について真剣に考えている」とも回答
電通総研では「ファッション・美容意識の高さは、モテ願望だけではなく、社会において一人前として認められたい・信頼されたいというサバイバル意識を表している」と結論づけている。
参照 若年男性は「カフェオレ様」、美容・出世ともに関心 電通総研
         電通が「草食男子」に次ぐ新しい造語発表!その名は 「カフェオレ様」
新しい男子像「カフェオレ様」って何だ? 電通が20代男子のファッション意識を調査